中国OEM版 初期型GN125(LC6PCJB) のエンジンについて
GN125の仕様沿革ですが、Wikipediaよると、以下のような感じになっています。私のGN125EJは、1988年2月〜1989年1月の間に製造されたモデルのようです。
[日本国内生産 GN125E (NF41A)]
・GN125E(1982年4月-) 初期型。
・GN125EJ(1988年2月-) カラーリングの変更。
・GN125EK(1989年1月-) 小変更。
・GN125EM(1990年9月-)(1993年4月-)
・GN125ES(1995年3月-)最終型。[中国 大長江集団製]
Wikipedia「スズキ・GN125」
・GN125 初期型。 仕様は1990年に発表されたGN125EMに準じる
・GN125H(2005-)GN125Fの発売後も継続生産。
・エンジンの改良により出力向上(11.5ps→12.5ps)。
・キャブレターの変更。その他小変更。
・GN125F(2006-)、22か所もの大幅改良。
載せ替えのために入手したエンジンは中国 大長江集団製の、GN125初期型(LC6PCJB)で、仕様は1990年のGN125EMと同じとのことでした。
実際に、エンジンの給気口の部分を図ってみたところ、ボルト穴間が約60mm
給気口の穴の径が約30mmとなっており、
降ろしたGN125Eのエンジンと同じ仕様でした。
なので、インシュレーターやキャブレターはGN125Eのものがそのまま使えるようになっています。このあたり、GN125Hのエンジンだと仕様が異なっている可能性がありそうです。
原付2種のエンジン載せ替えに必要な申請について確認してみた
原付2種のエンジン載せ替えにあたり、なにか必要な申請があるかを念のため役場に確認しにいきました。
担当の方によると、私の住んでいいる地域ではエンジンの排気量に変更がなければ特に必要な申請は無いとのことでした。
このあたりのルールはお住まいの市区町村によって異なる可能性がありますので、事前に確認されることをおすすめします。(^^)
GN125Eに新しいエンジンを載せていく
いよいよ新しいエンジンを車体に載せていきます。エンジンを降ろした時同様、バイクジャッキを使いました。
まずは上部のエンジンハンガー部分を固定しました。ボルトは仮止めしておきます。
次に、エンジン下部のボルトを取り付けました。
ピボットシャフトの取り付けにやや苦戦しましたが、なんとか取り付けることができました。シャフトを取り付ける際はリチウムグリスを塗りました。
最後にエンジン前部のマウントを取り付けました。ボルトを4箇所固定します。
仮止めしておいたボルトを、今度はトルクレンチをつかって規定トルクで締めたら取り付け完成です。
セルモーターの取り付け
新しいエンジンにはセルモーターは付属していなかったので、既存のものを取り付けます。ギア部分があうように押し込むと取り付けられます。念のためギア部分にはZOILスプレーをしておきました。
ボルトを2箇所固定し、ケーブルを繋いでキャップを被せば完了です。
エンジンオイル&オイルフィルターの交換
無事エンジンを載せることができたので、オイルとオイルフィルターを交換することにしました。エンジンが始動できることが確認できてからでも良かったのですが、オイルがどのぐらい入っているかなどもわからなかったので、新しくオイルを入れました。
先にオイルフィルターのキャップを開けて、オイルフィルターを交換します。
取り出したオイルフィルターには柄行きたいガスケットのカスが付着していました。最初金属片と思って焦りました。エンジンの走行距離からして、オイルフィルターを1回交換したか、していないかぐらいの感じかと思います。
次に新しいオイルフィルターを取り付けます。Oリング付属のものになります。
小さい方のOリングは奥側に入れます。
大きい方のOリングは蓋側に装着します。この時軽くオイルを塗布しておきました。
エンジンオイルはネットでも評判の良い「Honda(ホンダ) 2輪用エンジンオイル ウルトラ G2 SL 10W-40 4サイクル用 1L 08233-99961 [HTRC3]」を入れました。
規定量は850mlですが、今回は多めに入れました。
バイクを水平にした状態で、FULLとLOWレベルの間に収まるようにオイルを入れれば完了です。
あとは配線類やケーブル類を繋げばOKのところまで来ました。
長くなりそうなので今回はここまでになります。Youtubeでもその時の様子をアップしておりますので、ご覧いただけますと幸いです。(^^)