GN125Eのマスターシリンダーの交換時期と交換方法
2020年末、GN125Eのレストアやメンテナンスを行っています。
特にフロントブレーキまわりは最重要事項で、前回はブレーキキャリパーのオーバーホール、ブレーキパッドの交換、ブレーキホースの交換を行いました。
今回は引き続きマスターシリンダーの交換を行います。「GN125Eのサービスマニュアル」によると、マスターシリンダーのカップは「2年毎」の交換が推奨されているようです。
マスターシリンダーは1度ボルティのものに交換しております。今回はそれをGN125Hのものに交換していきたいと思います。
信号待ちでフロントブレーキがロックしてしまい、路肩にとめてマスターシリンダーの外蓋を開けた際、焦って深い溝に落としてしまい、外蓋が無い状態です。。。まずはハンドルのボルトを緩めて古い方のマスターシリンダーを外していきます。ブレーキレバーと一体型になっています。
古いブレーキフルードは既に抜いた状態になっています。
あとブレーキレバーの配線もカットしておきました。
こちらがタオバオで購入したGN125H用のブレーキレバー一体型のマスターシリンダーです。Amazonの似た商品のレビューではブレーキフルードが漏れてくる、みたいなレビューもありましたので、一旦マスターシリンダーのカップを分解して、Oリングの状態を確認しました。特に問題なさそうでしたが、液体ガスケットも薄く塗り、フルード液漏れが無いように対策しました。
新しいマスターシリンダーを取り付けました。ボルティーのものに比べてコンパクトです。
ブレーキホースと連結しました。クラッシュワッシャーは最初から付属していました。
ブレーキレバーの配線も接続しました。
こんな感じで裏側にスイッチがネジで止まっています。
ブレーキレバーが稼働することでスイッチの切り替えがされます。
後でブレーキランプがちゃんと付くかを確認しました。
GN125のブレーキフルード交換
「GN125Eのサービスマニュアル」によると、ブレーキフルードは「1年毎」の交換が推奨されているようです。(もう何年もやってなかった・・・)。
ブレーキフルードは塗装を溶かすので、ウエスなどでこぼれないようにガードしておきます。マスターシリンダーは新品ですので、まだ何も液が入っていない状態です。
「SUZUKI/スズキ純正【エクスター】ブレーキオイル【ブレーキフルード DOT4】0.5L」を購入しました。(前回交換した時の余りもあったのですが、経年劣化していたのでやめました)
こぼれないように慎重に入れていきます。マスターシリンダーカップが小さいので、大雑把な私には入れるのがちょっと難しいです。
ブレーキキャリパーのブリーダボルトを緩めて、ブレーキレバーを握って液が出てくるようにします。上下ともに泡がでなくなるまでエア抜きをします。
マスターシリンダー側のフルードも無くならないように、継ぎ足しながらエア抜きを行いました。エア抜きポンプがあると作業がやりやすいかもしれません。
ブレーキレバーにふわふわする感じがなくなったら、アッパーレベルを超えないようにフルードを入れて、蓋を締めて完了となります。
念のため翌日、液漏れやエア噛みがないかを再度確認しました。これでフロントブレーキまわりのレストア・メンテナンスは完了となりました。