バイク用電圧計 (Daytona AQUAPROVA) の配線方法
走行時の電圧を計測するために、GN125にバイク用電圧計(ボルトメーター)を取り付けることにしました。
デイトナの「AQUAPROVA (アクアプローバ) バイク用 電圧計」という製品です。レビューなどでも評判が良く防水でコンパクトボディのデジタル電圧計です。
電圧計の取り付け前に、既存の配線を確認しようとしたのですが、過去電源取り出し用に自分が取り付けたエーモンのリレーが配線されていました。リレーからアクセサリー電源につながる配線を探しました。
デイトナの電圧計(アクアプローバ)には、電圧計本体、配線(白/黒/赤)、取り扱い説明書、エレクトロタップ、両面テープなどが同梱されています。
説明書には配線方法がわかる配線図がついています。
赤と黒の配線はバッテリーのそれぞれプラスとマイナス、白色の配線をアクセサリー電源のプラス側につなぐ必要があります。アクセサリー電源はイグニッションキーONで12Vの電圧が発生する配線なので、テールランプの配線から取ることにしました。
各メーカーごとのアクセサリー電源の参考配線色も載っていました。
メーカー | アクセサリー電源 |
ホンダ(HONDA) | 黒/茶 or 桃/青 |
ヤマハ(YAMAHA) | 赤/白 or 薄茶 |
スズキ(SUZUKI) | 橙(オレンジ)/緑 |
カワサキ(KAWASAKI) | 茶/白 |
スズキの場合、橙/緑とありますが、私のGNの場合、テールランプはホンダVRX400のものを流用しているので、黒/茶色か、桃/緑になります。
実際の配線を見ると、テールランプの茶色の配線がありました。昔リレーをつけた時に配線を分岐させる「エーモン(amon) 電源分岐ハーネス」を取り付けていたので、その空き配線が使えそうです。
GN125に電圧計を取り付けていく
配線方法がわかりましたので、配線を車体に取り付けていきます。まずは赤と黒の配線をバッテリーのプラスとマイナスに取り付けていきます。
白の配線にギボシを取り付けて、先ほどのアクセサリー電源(ACC電源)に取り付けていきます。
「エーモン(amon) ターミナルセットの電工ペンチ」でギボシを圧着します。
オスのギボシを装着しました。
これを先ほどのアクセサリー電源用の分岐に接続すればOKです。
説明書のこの状態になりましたので、イグニッションキーONで電圧が表示されるハズです。
電圧計を接続して、キーをONにしてみました。無事表示されましたが、バッテリーの電圧が11.9Vと表示されていました。これはバッテリーが死んでいる疑惑。。。
動作確認ができましたので、電圧計をメーターまわりに設置し、タンクの下に配線を通していきます。
電圧計はシフトインジケーターの下に設置することにしました。両面テープで止めるので一応汚れを拭いておきました。マジックテープで取り外せるようにしようと思いましたが、なかったので一旦両面テープで貼り付けます。
コンパクトな電圧計なのでシフトインジケーターの下にちょうど収まりそうです。
ミラーアナを利用した取り付け用のステーなども別売りであるようです。
電圧計の右側に配線が出ているのでこれの取り回しを考えます。
ライトステーの上側からタンク下に向かうように配線を取り回すことにしました。ハンドルを切った時に挟まったり引っ張られたりしないかを確認しました。
タンク下はコネクターが他のカプラーと一緒になるようにまとめました。
あとは他のハーネスと同じくフレームを這わせるようにバッテリー側まで持っていきました。赤白黒の配線は配線カバーでまとめたかったのですが、手元になかったのでまたタンクを外すことがあれば取り付けたいと思います(後回し体質)。
エーモンのリレーは古くなっていて、シート下で場所も取るので一旦撤去しました。
ごちゃごちゃしていたシート下の配線も多少すっきりしました。取り付けが完了したので再度動作確認をします。
やっぱりバッテリーがご臨終ですね。ちょっと前にテスターで測った時は12V以上あった気がするのですが。。。
バッテリーの電圧が低すぎる場合、このようにドラクエで死んだ時みたいに赤く表示されます。
「おお、ゆうしゃ ばつてり よ、2ねんもたずにしんでしまうとはなさけない」
電圧計の取り付けが完了したので試走してみた
おそらくバッテリーが死んでいる状態ですが、いちおう走行して発電系に問題がないかを確認しました。
・走行時/アイドリング時:14.3〜14.5Vぐらい
・アイドリング+ライト点灯時:14.1Vぐらい
・アイドリング+ライト点灯+ウインカー点灯:13.6Vぐらい
のようになっており、発電自体はしているが、バッテリーが弱っているためかアイドリング時に灯火類をたくさんつけると電圧が下がり、その結果アイドリングも下がるといった状況でした。
あとこの日は雪が降るほど寒かったので、その影響もあってか電圧が低めに表示されているかもしれません。
しばらく走った後にアイドリングが低くなる現象は、エンジン載せ替え後に発生していたので、エンジン側の発電系に問題があると思っていたのですが、単純にバッテリーが弱っているだけ説が濃厚になってきました。
バッテリーの使用期間は1年半ほどなのですが、2020年冬のレストア作業、2021年冬のエンジン載せ替え作業の期間、バイクに乗らなかったのでその間にバッテリーの劣化が進んだのかもしれません。乗るのも週1回、1~2時間ほど近所を走る程度だったので、バッテリーにはさらに良くない条件だったかもしれません。
以前つかっていた「SB7-A【YB7-A互換/12N7-4A/GM7Z-4A/FB7-A互換】スーパーナット SUPER NATTO バイクバッテリー」は5年ぐらいもったので今のやつも2~3年は持って欲しかったのですが、中華製の安い無名バッテリーだったのでまあ仕方ないですね。。。
今回電圧計を装着することである程度、走行時の電圧の状況や原因も見えてきたので、とりあえずバッテリーを新品に交換してみて、アイドリングが低くなる問題が解決するかを見てみたいと思います。
なんやかんやで色々ありましたが、2021年も頑張ってくれた爺N号には感謝です。色々な楽しみや癒やしを提供してくれました。また、バイクという趣味のおかげでまた来年も頑張れそうです。
まだまだバイクに関して知らないことが多いですが、都度あたらしい知識を得るのも楽しいです(^^)
YouTube動画やブログ記事の投稿もぼちぼちですが細く長く、マイペースにやっていきたいと思いますので、2022年もよろしくお願いします(^^)